【オンラインで150名講義】
大学でコミュニケーションについての講義。
zoomを使ってオンラインで行いました。
参加が150名を超えるとのことで、事前の打ち合わせも行い準備をしっかりして臨みました。
私が今回講義の中で意識したのは、3つ。
①非言語力
②言語化力
③双方向力
①非言語力は、オンラインではとても重要です。
学生もみなカメラオンで、お互いの表情やリアクションが見えます。話す時も聴く時も非言語力を発揮する場面がたくさんあるので、講義の中でも意識して声かけ実践を繰り返しました。
プラス、資料の見せ方にも工夫しました。zoomの画面共有でPPTを見せるだけでなく、アナログ感満載の手書き資料を紙のまま画面アップで出したり。
集中力が途切れやすいオンラインでは、ライブ感を大切にするのもコツの一つ。
②言語化力は、語彙力&構成の型を知って実践あるのみ!
頭で思いついたままに話しても、相手には伝わりません。自分中心ではなく、❛相手にわかるように❜言葉を選び、論理的に話すコツを講義の中でお話しました。そして、即実践。
今回の講義では、zoomのブレイクアウトセッションを使ったグループワークを90分の中で2回行いました。3~4人のグループに分かれて、全員が話す場を作りました。グループワークがスムーズに進むように講師側の声かけにも一工夫するのもポイントです。
グループワークから戻ってきたとき、皆さんなんともリラックスした笑顔で戻ってきます。空気が変わるのもオンラインでは大切だなと感じます。
お題に沿ってのスピーチでは、自分の言語化力UPだけでなく、グループの人の話をきくことで、「同じ題材でも自分とは違う視点があることに気づいた」「よいところを自分に取り入れたい」など、より自分事にしてもらいやすい時間になりました。
③双方向力は、オンライン講義においては環境作りが大切です。これは、講義全体を見渡して人にサポートしてもらうことで発揮できます。
今回の講義では事前の打ち合わせで、リーダーの学生数人にサポートしてもらうようにしていました。150名がバラバラに画面に入ってくる際のカメラオン、マイクミュートなどの段取りやブレイクアウトセッションの管理、チャットでの質問の管理など、講師が講義に集中できる環境を支えてもらいました。
場が整っていると、集中力が高まります。お互いの目線を感じながら講師も一人一人の反応を見て対応ができます。
また、声の役割も双方向力では大きいです。画面を通して伝わるように話すには発音発声滑舌を鍛えておくことも必要です。講義ではボイストレーニングも行いました。
非言語力、言語化力、双方向力。
自分も相手も大切にしたコミュニケーションのためにも、
オンラインでの温かい場作りのためにも、
必要であり、効果があると感じました。
オンラインでの講義、レッスンはこれからも続きます。
ブラッシュアップしてまた次に生かしたいと思います。